吸いしゃぶり続けていた口唇をようやく緩め、綾乃はてっちゃんの舌を解放してやる 視姦者達に背を向たまま、綾乃は恋に蕩けた色呆け女の眼差しでてっちゃんと見つめ合い、ヒソヒソと睦言を囁き合っては媚笑を浮かべて、てっちゃんの顔中に熱烈なキスの雨を降らせている 大腿に跨り、泥濘みきった股間を擦り付けながら、いまだに上体をしなだれててっちゃんと乳繰り合っている綾乃…その豊満な乳房や腋やボリューム満点の尻房や大腿をてっちゃんは心ゆくまで撫で揉み舐めまわしている 綾乃の、弾けそうにツンと尖った乳首を摘んでやったり、恥甘露に滑って物欲しそうにパクパクと口を開け閉めしている尻穴に指を抽送ししてやったり、勃起して昂ぶりきった陰核をおもちゃの様に扱き上げてあやしてやると、綾乃は堪らないと言った表情で切なそうに身悶えして鼻を鳴らす 『ほひぃぃぃっ♡ おじさまぁぁん、しゅきしゅきぃ♡ あぁん、もうだいしゅきぃぃ♡♡ あーやのえっちな乳首もケツま◯こもクリち◯ぽも、嬉しくってヒクヒクしちゃうぅぅん♡♡ ねぇ、あーやをおじさまだけのえっちなお嫁さんにしてぇぇん♡♡ 毎日毎日、朝から晩までい〜っぱい、えっちなあーやを可愛がってぇぇん♡♡ ねぇん、おじさまぁ おねがいおねがぁぁい♡♡♡』と、慎みを忘れきった痴語を嬉しそうに囀り、「切ない乙女の恋心」を年甲斐もない萌え声でてっちゃんに囁き甘えて見せる 傍目からは決して演技とは思えぬこの痴態は、果たして強要された演技なのだろうか 綾乃からの熱烈なプロポーズに、てっちゃんは相好を崩して下品に嗤う ようやく、生クリームに塗れた右人差し指を綾乃に恵んでやる気分になった様だ
さんざんに焦らされ、咲希や優弥や視姦者達に痴態を晒し続けた綾乃は、ようやくてっちゃんが指で掬った生クリームの報酬にありつこうとしている 入店以来の、これまでの破廉恥な振る舞いに比べれば、視姦者達の目に触れない様に背を向けて、彼の不潔な指を舐りしゃぶる事などは、最早さしたる羞恥にも思えない…この数時間、恥辱に炙られ過ぎて通常の貞操観念が麻痺し切っている綾乃は今そのようにすら感じている 瞼を半ば閉じて切なそうに眉をひそめ、てっちゃんの右手を両手で捧げ持つと、鼻先をおずおずとてっちゃんの右人差し指に近づけていく そうしてもう一度、卑猥なひょっとこ顔をつくると、口唇を「ほっ」と発音する際の丸形に少しだけ開く 艶めかしく開かれたひょっとこの朱唇から、ヌラヌラと肉色に滑った舌を精一杯に伸ばして、物欲しそうにヒクヒクと上下させながら、生クリームに塗れたてっちゃんの指先を、綾乃は舌先だけでレロレロと愛おしげにねぶりまわす てっちゃんの指の第一関節を5分以上もかけて存分に舐って生クリームを全てこそげ落とすと、機械油や廃液に汚れた不潔極まりない無骨な指先がクリームの中から現れる 綾乃はその不潔を目にしても何ら気にする風でもなく、むしろ一層ひょっとこの口唇を更に大きく開き、一気にてっちゃんの人差し指を口腔内に招き入れ、ショッキングピンクに艶めく唇をきつく絞って指を拘束する 歯こそ立てないが、やっと捕らえた獲物を「もはや何処にも逃さぬぞ」と言わんばかりに唇と舌と上口蓋とでガッチリと固定し、てっちゃんの右人差し指を滑りきった口腔全体で優しく拘束する てっちゃんの人差し指は綾乃の貪婪な吸引にかけられながら、卑猥な舌技のグラインドによって、指の付け根まで徹底的に、情熱的に舐り尽くされる 彼の人差し指を付け根まで思いっきり口に含み、恋に溺れた小娘の様に甘ったるく鼻を鳴らしながら、愛おしげな表情で顔を左右上下に振り立てて、ちゅぱちゅぱと舐めしゃぶりまくる綾乃…その口唇は、あたかも愛おしい牡の逞しい陰茎を恥襞に歓待して喜悦の恥蜜を垂れ溢す卑猥な女性器そのものだ 恋に蕩けた眼差しでてっちゃんと見つめ合いながら、発情した牝獣の様に浅ましく鼻を鳴らし、綾乃は20分以上もの時間をかけて卑猥に牡指を舐りしゃぶり続けている
綾乃が入店して既に3時間が過ぎようとしている 店内には綾乃が大量に噴き散らかした恥蜜潮と濃厚なフェロモンの甘ったるい淫香気が充満し、行為に没頭している彼ら二人だけでなく、取り巻いて視姦に興ずるカップル客やスタッフ達も異様な性的興奮の坩堝の中にいる なんとしてでも、咲希と優弥が仕掛けたこの卑猥極まりない羞恥地獄から脱出しなければ…と気ばかり焦る綾乃は、いまだ大量に残されたままの生クリームとチョコバナナ、それに極太のフランクフルトソーセージを一刻も早く食べきってしまおうと、てっちゃんが次々に要求する破廉恥に安易に迎合して、これまでにも増して媚に溢れた痴態を晒してしまう 綾乃の理性とモラルは「ダメよ、もうこれ以上は絶対にいけないわ…」と制止の警鐘を打ち鳴らし続けているにもかかわらず、嗅覚と子宮と脳の報酬系とが密接な快感回路を構築してしまった今の綾乃の肉体は「もっと、もっと…」と浅ましく卑猥な刺激を求め、彼女の理性に反して果てしなく性感度を増していってしまう 今や、てっちゃんの指や舌に軽く肢体を揶揄われるだけで、とめどなく喜悦の恥甘露を恥襞の内奥から涎の如く垂れ溢し、強いられた恋の演技だという事も忘れて、はしたない程に甘い歓喜の嬌声を喉奥から絞り出してしまうほどだ それでもようやく、生クリームだけは最後のひと掬いのところまでは辿り着いた てっちゃんが綾乃の耳許に唇を寄せてヒソヒソと指示をすると、綾乃の身体は驚いた様にビクンっと跳ね、身を固くして躊躇いを示す しかし、咲希や優弥の残酷な視線を横目で一瞥すると、もはや已む無しという諦念の表情を浮かべる 綾乃はてっちゃんに背を向け、頬を赤らめておずおずとギャラリーの方に正対する そのまま後ずさる様にソファに座り、てっちゃんに身をあずけてしなだれかかる もはや自分達は公認の熱愛カップルだと言わんばかりに、てっちゃんはしなだれかかる綾乃の肩に馴れ馴れしく毛むくじゃらの腕をまわして引き寄せ、彼女の顎先に右手を添えて顔を向けさせる 怯えた様な、甘えた様な潤んだ瞳でてっちゃんと視線を絡み合わせ、恋に蕩けた表情で恥ずかしそうに頬を染める綾乃 グロスにテカった卑猥な唇から「はぅん…♡」という熱のこもった吐息を漏らし、おずおずと右手を胸元へ、左手をホットパンツの前ポケットへと這わせていく 同時に、今まで視姦者達には晒していなかった「卑猥なひょっとこ顔」を敢えて彼等に見せつける様につくって見せて、綾乃は羞じらいの涙を滲ませる 「おぉっ!」という視姦者達が発したどよめきは、性行為そのもの以上に強烈な、あまりにも卑猥極まりない綾乃の相貌を目の当たりにした驚嘆から生じる嘆息だ 己が手に入れた極上の破廉恥人形をギャラリー達に見せつける様に、てっちゃんはニヤリと下品な笑みを浮かべ、最後の生クリームを指で掬う
うっとりと瞼を閉じ、切なげに眉を寄せる綾乃 破廉恥なひょっとこ顔の口唇を小さく開き、滑りきった舌を精一杯に伸ばして物欲しげにレロレロと蠢かす様には、堪らない卑猥さに溢れ、取り巻きの視姦者達はゴクリと生唾を飲み込む 綾乃は視姦者達にもよく聞こえるように「ぅふん♡ はふん♡♡」と甘ったるく鼻を鳴らして、偽恋人のてっちゃんに生クリームをおねだりして見せる 「しょうがない奴だなぁ」と言った呆れ顔で、てっちゃんが生クリームをたっぷりと掬い取った人差し指を綾乃の鼻先に持っていってやると、愛おしくて堪らないといった風に「あぁん♡」と綾乃は声を上ずらせる 恋する乙女の如くうっとりと瞳を潤ませながら、不潔で無骨な指を付け根まで咥え込み、卑猥なひょっとこ顔を視姦者達に臆面もなく晒す綾乃 男の無骨な指をただ舐めしゃぶっているだけだと言うのに、実際の性行為を見る以上に不謹慎で猥褻の極みだと、視姦者達は誰もが思う 少しして、てっちゃんが綾乃に耳打ちすると、綾乃は全身を羞恥に震わせて一層紅潮させる 胸元に寄せた右手は己の豊満な乳房を掴んでゆっくりと愛しげに揉みしだき、指先で乳首を摘み出しては捻ったり抓っては切なげな鈴声を喉奥から響かせる 左手はホットパンツの前ポケットに深々と手首まで潜り込ませ、鼠蹊部から股間辺りでモゾモゾと淫靡に手指を蠢かせているのが見てとれる…明らかな自慰行為だ 衆人環視の下で、自慰しながらの破廉恥な指しゃぶり…幼い頃から理性とモラルという「縛鎖」にキツく戒められ、己を律して自己像を構築してきただけに、その縛鎖を自らの手で蹂躙・破断して禁忌の一線を踏み越えてしまうという「自己像の破壊」行為は、卒倒しそうなほどの羞恥と興奮と「背筋にゾクリと怖気が走る様な背徳感」とを綾乃の心身にもたらす 理性とモラルは「ダメよ… 絶対絶対、絶対にダメ こんなコト、絶対にしてはいけないわ…」と綾乃に制止をかけるが、嗅覚と子宮と報酬系とがリンクして生み出された「強固な快感回路」は、背徳の刺激が強ければ強いほど雀躍し、理性や意思を全く無視して綾乃に随喜の涙を噴き溢させる 肉体の喜悦は、強いられた演技であったはずの淫奔の、その虚実の境をいつしか曖昧と為し、綾乃本人にさえ己の本心の在処を見失わせる あれほど貞淑で上品で清楚だった綾乃ですら、どす黒い快感と興奮とに打ち震え、更なる背徳と猥褻をすら待ち焦がれさせてしまうのだ
